余裕とストレス


昔、人には二種類の人がいて、それは、奪う人と与える人だ、と聞いたことがある。あれは、二十歳くらいのことだったと思うけど、それから、ずっと自分は与える人になりたいなと思ってきた。

 

この年になって、ようやく気づいたんだけど、今までの私はたぶん、与える人にはなりきれてなくて、

 

周りの人に何かを与えることができるのは、自分に余裕がないとできないことなんだなと。

 

今の年になって、時間やお金の使い方がようやく分かってきたというか、

 

自分が何に、本当に時間やお金をかければいいのか分かってきたら、無駄がすごく減ったし、無駄な時間やお金を使わなくなったことで、大事な人たちに、やさしい気持ちを分けてあげられるようになったというか。

 

やさしい気持ちはたとえば気遣いの言葉をかけることであったり、助けてあげることだったり、料理を作ってあげることだったり、小さなギフトをあげることだったり、思い出を共有することだったり。

 

今まで、がむしゃらにできるだけ多くの人と知り合って、できるだけ出かけていたいと思っていたけど、疲れていたし、時間もお金も余裕がなかったなぁと。今思えば。

 

自分の気持ちに従って、行動するようになったら、時間とお金に余裕ができてきたので、人に与えられるようになったら、15年以上をかけて、ようやく奪う人と与える人の意味が分かった。与えるのも、見返りは求めない与え方というね。

 

そして、最近マレー系のスタッフと、これやって、できない、やりたくない、の押し問答がずっと続いていて、頭を悩ませていたけど、

昨日の出来事で、謎が解けたというか、腑に落ちたことがあった。

 

ちょうどお客さんでマレー系の女性を仕事で訪ねたところ、彼女の上司(中華系)が辞めたので、彼女は昇進・昇給したんだけど、上司がカバーしていた内容が多すぎて、昇進は受けるけど、増える分の仕事はやりたくありませんと、更に上の上司に言ったらしい。

 

なぜかというと、仕事のストレスが多すぎると、家庭とのバランスが取れなくなるからだそうだ。家に仕事のストレスを持ち帰って、子どもたちに当たってしまうくらいなら、そんな仕事はやりたくないのだそうだ。

 

ちょうどうちの会社でも最近、マレー系のスタッフを営業アシスタントとして雇ったんだけど、5日で辞めてしまった。

私は、トレーニングを受けるその子を見ながら、あぁ、たぶんすぐ辞めるなと思ったら、案の定。でも予想よりも早すぎたけど。笑 なぜ私が、たぶんすぐ辞めるなって思ったかというと、

マレー系の人たちはストレスへの耐性が本当にないから。

 

だから、向上心がある人も少なくて、彼らは現状維持、またはそれよりも楽な方向でしか物事を考えない。

 

でも、それって平穏な精神を保つためにはいいことかもしれなくて、

 

自分にはあれがない、これがない、あぁなりたい、こうなりたい、っていうストレスが生まれるのは、人々が常に上を見ている、目指しているからであり、現状の自分とのギャップに、ストレスが生まれるのではないかと。

 

なら、マレーの人たちみたいに、背伸びせず、できることと、大切にしなければいけないことに力を注げばいいんじゃないかと思った。

 

とはいえ、私たちは今、現代社会に生きているわけだし、資本主義のこの時代に、そしてこんなに情報が溢れかえる今の時代に、仕事においては、そんなことを言うのも難しいのだけど。

 

まー、そんなわけで人生のコンセプトが全く違うので、一緒に働くのは分かり合えなくて、本当に大変だけどね。

 

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