心に残るプロポーズ @ Alexis, KL


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先に言っておきますが、残念ながら、私がプロポーズされたわけじゃありません。笑

先週KLに行った際に、仲のいい女の子たちで、バンサーのAlexisというレストランに行きました。

Alexisは、KLでの私の好きなレストランのひとつで、お料理もおいしいし、週末はジャズのライブをやってるから、土曜日の夜とか、ちょっとオシャレして、友達と音楽を聞きに行っていました。

あれは確か、3年前の今頃だったと思う。

バンサー店ではなくて、Jln.Tun lasakのアンパン店の方での出来事。

その日はジャズのライブをやっていて、私たちはステージからほど近い席を予約して座っていました。

その日のライブは、3セッションあって、1セッション目、ピアノとベースとドラムのシンプルで、私が好きな感じのジャズだったのだけど、気になっていたことがひとつ。ボーカルがいないのに、マイクスタンドがステージに用意されていました。

私は個人的に、ボーカルがあるジャズってあんまり好きじゃないので、あー2セッション目とか、ボーカル入るのかなー、入らなくていいのになー、と思っていました。

休憩を挟んで2セッション目が始まる時に、マイクスタンドにはボーカルらしき男の人がスタンバイ。あー、やっぱり(*_*)と思っていると、ピアノの人が、「今日はスペシャルゲストがいます」と、ボーカルの人を紹介していた。

スペシャルゲスト?有名な人なのかな?

と横目に見つつ、ボーカルが自己紹介を始めたのを聞いていると、

「僕は○○と言います。今日はスペシャルで参加させてもらいました。えっと、緊張してますが、僕がうまく歌えたら大きな拍手をください。あ、でも、うまく歌えなくても大きな拍手をください!!」

と、言っていた。

プロなのに?

と、不思議に思いながら私は聞いていた。

そして彼はピアノの伴奏に合わせて歌い始めた。

 

・・・なのに、彼の歌はとても下手だった。

明らかにプロではないカラオケ以下の歌。やがてレストランに来ていたお客さんはザワザワしはじめる。

私ははじめ、みんながザワザワし始めた理由を、彼の歌があまりにもひどかったからだと思っていた。だけど、レストランのお客さんの視点はやがて客席に座っていた一人の女性に集中しはじめる。

その女性と、歌っている男性を交互に見る人たち。よく見ると、男性の左の手の中には、青い小さな箱が握りしめられているのが分かった。

横にいた友達が言う。

「ねぇ・・・これって、プロポーズじゃない・・・?彼さっきから、「Marry me」って歌ってない?」

彼が歌っていたのは、

 

TrainのMarry meという曲。

 

女性は、顔を手で覆いながら、ステージの彼をまっすぐに見ている。

やがて歌が終わると、レストラン中の人たちが見守る中、彼はステージを降りて、彼女の元へゆっくりと歩いていき、映画でしか見たことがない、女性の前にひざまずいて、青い小さな箱を開け、

「Will you marry me?」

と。いや実際聞こえたわけではないけど、あのシチュエーションで言うのはこのセリフしかないだろう。

 

彼女は涙を流しながら、何度も頷いている。

抱き合う二人に、レストラン中の喝采が浴びせられたのは、言うまでもない。

 

映画のようだけど、Alexisで本当にあった話。ふたりはマレーシアンチャイニーズだった。

現実はやはり、ドラマよりもドラマチックだと思う。

 

レストランもバンドも、そして彼ら二人の同じテーブルにいた友人たちも、このサプライズ・プロポーズに協力してくれていたようで、それもまた素敵だなと思った。3セッション目のボーカルなしのジャズに酔いしれて、いい気分で家路に着こうとしたとき。

車に向う駐車場で、さっきのカップルが手をつないで、歩いてくるのが見えた。あまりにもその姿が仲睦まじくて微笑ましくて、

「あの二人、今日が人生で一番ロマンチックなんだろうね」

と言って、私たちも幸せな気分のまま家路に着いた。

それ以来、Alexisに行くといつもこの出来事を思い出してしまう。

 

★いとこの結婚式で配られたカード。これも、心に留めておきたい大事な言葉。こういう気持ちを忘れたくないな。

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